鬼瓦が外れた!修理費用はいくら?火災保険が使えるケースも解説

鬼瓦が外れた棟

「鬼瓦の位置がおかしい…もしかして外れてる?」

経年劣化や自然災害によって鬼瓦が外れた場合、早急な対応が必要です!

この記事では、鬼瓦が外れたときの修理費用の目安や、火災保険が適用できるケースについて詳しく解説します。

目次

鬼瓦が外れるときによくある原因

まず、鬼瓦が外れる原因を理解しておきましょう。主な理由は以下の通りです。

経年劣化による外れ

鬼瓦を固定している漆喰やモルタルは、年数が経つごとに風雨や紫外線の影響を受けて劣化していきます。

ひび割れや剥がれが進行すると、鬼瓦をしっかりと支えられなくなり、ズレや外れが発生します。特に築20年以上経過している住宅では注意が必要です。

地震による外れ

日本は地震大国であり、屋根にも大きな揺れの力が加わります。

鬼瓦は屋根の最も高い位置に設置されているため、地震の揺れの影響を受けやすく、ズレや落下のリスクが高まります。過去に大きな地震を経験している地域では、目視点検を定期的に行うことが推奨されます。

台風・強風による外れ

強風や台風により、鬼瓦に大きな風圧がかかると、固定力が弱まった部分から外れてしまうことがあります。

特に漆喰やモルタルが劣化している場合、台風シーズンに被害が集中する傾向があります。

施工不良による外れ

もともとの施工時に、適切な工法で設置されていなかった場合、経年劣化を待たずして鬼瓦が外れることがあります。

使用される金具や補強材が不十分だったり、漆喰の塗り方が甘かったりすると、耐久性が著しく低下します。

小動物の侵入による外れ

意外な原因として、屋根裏に侵入したハクビシンやイタチなどの小動物が鬼瓦周辺を荒らしてしまうケースもあります。

これにより漆喰が削られたり、瓦が持ち上がってしまい、結果的に鬼瓦が外れてしまうことがあります。

鬼瓦が外れる原因は、ひとつだけではなく複合的に重なることも多いため、違和感に気づいた時点で専門業者による点検を受けることが、被害拡大を防ぐために重要です。


外れた鬼瓦をそのまま放置しているとどうなる?

「まだ落ちてないから大丈夫」と油断してはいけません。鬼瓦が外れたまま放置すると、以下のリスクが生じます。

落下事故による人身被害

外れた鬼瓦は非常に重く、1つあたり数十キロの重量があります。もし屋根から落下すれば、下を歩く人や停めてある車両に甚大な被害をもたらす可能性があります。

特に住宅密集地や通行人の多い場所では、早急な対応が求められます。

雨漏りのリスク増大

鬼瓦は屋根の最上部にあり、雨水の侵入を防ぐ役割も果たしています。外れた状態が続くと、そこから雨水が侵入し、屋根内部や天井、壁などに被害が拡大していきます。

雨漏りが進行すると、木材の腐食やカビ発生につながり、住まいの寿命を大きく縮めてしまいます。

屋根全体の構造劣化

鬼瓦の外れは屋根構造全体の歪みやズレを引き起こす引き金になります。棟瓦や隣接する瓦のズレが進み、屋根全体のバランスが崩れることで、将来的に大規模な修繕が必要になるケースも少なくありません。

建物の資産価値低下

屋根に破損がある状態は、不動産の資産価値を著しく下げます。外観上の印象も悪くなり、売却や賃貸時の価格交渉に不利に働く可能性が高いです。

また、雨漏り歴がある物件は買い手に敬遠される傾向があるため、放置リスクは大きいといえます。

火災保険が適用できなくなる可能性

鬼瓦が自然災害で外れた場合、速やかに対応すれば火災保険が適用できることがあります。

しかし、放置して被害が拡大した場合、”適切な管理を怠った”とみなされ、保険金が支払われない可能性も出てきます。保険申請を考えているなら、迅速な行動が不可欠です。

鬼瓦の外れは単なる美観の問題ではなく、住宅全体の安全性・資産性に直結する重大な問題です。小さな異変でも決して油断せず、早期の点検・修理を心がけましょう。


鬼瓦が外れたときの修理方法と流れ

鬼瓦が外れた場合、修理の方法にはいくつかパターンがあります。

1. 鬼瓦の再固定・補修

ズレや軽い外れであれば、漆喰や専用モルタルを使って再固定する方法が取られます。

2. 鬼瓦の交換

破損が激しい場合や、同時に屋根材も傷んでいる場合は、鬼瓦自体を新しいものに交換します。

3. 棟(むね)全体の積み直し

鬼瓦だけでなく、その周辺(棟瓦)の構造自体が不安定な場合は、棟全体の積み直しが必要になります。これにより、再発防止効果も高まります。


鬼瓦が外れた場合の修理費用はいくら?目安を解説

実際にかかる費用の目安を見ていきましょう。

修理内容費用相場
鬼瓦の再固定(簡易補修)2万円〜5万円
鬼瓦の交換5万円〜15万円
棟全体の積み直し20万円〜50万円
屋根全体の修理を伴う場合50万円以上

※あくまで一般的な目安であり、現場状況や屋根の高さ、鬼瓦の大きさ・材質によって変動します。

特に足場設置が必要な場合は、別途10万円〜20万円程度の費用が追加になることもあります。


鬼瓦が外れたとき火災保険が使えるケースとは?

意外と知られていませんが、火災保険が使える場合もあります。適用されるかどうかは、原因によります。

火災保険が適用できる主なケース

  • 台風・突風・強風による外れや破損
  • 地震保険加入時の地震による外れ(※要注意:地震は別契約)
  • 落雷・雹(ひょう)による破損

つまり、自然災害が原因で鬼瓦が外れた場合は、保険対象になる可能性が高いです。

火災保険が使えないケース

  • 単なる経年劣化・老朽化
  • 施工不良や手抜き工事によるもの
  • 故意・過失による破損

火災保険申請の流れ

  1. 被害状況の写真撮影(できれば複数枚)
  2. 保険会社への連絡・相談
  3. 修理業者からの見積書提出
  4. 調査員による現地確認(場合による)
  5. 保険金支払い

重要なのは、まず現状を壊さず記録を取ることです。むやみに修理してしまうと、保険が下りない場合があります。


鬼瓦が外れたらすぐやるべき応急処置

人差し指

鬼瓦が外れたことに気づいたら、修理までの間に応急処置を行うことで、被害の拡大を防ぐことができます。ここでは、具体的な応急処置方法を詳しく紹介します。

周囲の安全確保

まず第一に、外れた鬼瓦や落下しそうな部分の周囲を立ち入り禁止にしましょう。万が一落下した場合でも、人や車両に被害が及ばないよう、安全対策を優先します。コーンやロープなどがあれば設置し、危険を明示することが重要です。

鬼瓦本体の保護と保管

もし鬼瓦がすでに落下している場合は、破損を防ぐため、慎重に安全な場所へ移動させます。破損状況を記録するため、移動前に写真を撮影しておくと、後の修理や保険申請にも役立ちます。

雨水侵入の防止

鬼瓦が外れてできた隙間から、雨水が侵入するのを防ぐため、ブルーシートなどで屋根を覆う応急処置が有効です。

このとき、シートの固定はしっかり行い、風で飛ばされないよう注意します。屋根に登るのは非常に危険なので、できる限り専門業者に依頼しましょう。

状況の記録

現場の状況を写真や動画で詳細に記録しておきます

。外れた鬼瓦の位置、周辺の瓦の状態、外れた箇所の拡大写真など、複数角度から撮影しておくと、保険申請や修理見積もりがスムーズになります。

専門業者への早急な連絡

応急処置が終わったら、できるだけ早く屋根修理の専門業者に連絡しましょう。

自然災害が原因の場合は、火災保険の利用も視野に入れて対応を進めます。現場の状況説明とともに、応急処置の有無や、写真記録があることも伝えるとスムーズです。

無理な自己対応は厳禁

鬼瓦の応急処置は、あくまで安全を最優先してください。

屋根の上に無理に登ったり、不安定な足場で作業することは非常に危険です。少しでも不安がある場合は、必ずプロに任せましょう。

鬼瓦の外れは、小さな応急対応が後の大きな損害を防ぐカギになります。冷静に、かつ迅速に対応することが、住まいを守るために不可欠です。


鬼瓦が外れたとき、業者選びで失敗しないポイント

鬼瓦の修理は、信頼できる業者に任せることが絶対条件です。選び方のポイントを押さえておきましょう。

施工実績が豊富か確認する

鬼瓦の修理は通常の屋根修理とは異なり、伝統的な技術や知識が必要です。

過去に鬼瓦や棟瓦の修理経験が豊富な業者を選び、施工事例を見せてもらうと安心です。できれば同じようなケースの写真や実績がある業者を優先しましょう。

現地調査と詳細な見積もりが無料

信頼できる業者は、現地調査と詳細な見積もりを無料で行っています。電話口やメールだけで概算金額を提示する業者は要注意です。

現場の状況をしっかり見た上で、修理内容や工程、必要な工事範囲を丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。

火災保険の申請サポートに対応している

火災保険が使える場合、申請手続きや書類作成に慣れた業者だと非常にスムーズです。

保険対応実績が豊富な業者なら、スピーディかつ的確に申請をサポートしてくれるため、自己負担を大きく抑えられる可能性があります。

施工後の保証があるかチェック

修理後に万が一不具合が発生した場合に備え、施工保証があるかを必ず確認しましょう。

保証期間や内容(鬼瓦の再固定保証、漆喰の剥がれ保証など)についても事前に説明を受け、書面で交わしておくと安心です。

相見積もりを取って比較する

最低でも2〜3社から相見積もりを取り、工事内容や金額を比較しましょう。

安すぎる場合は手抜き工事や短期間での劣化リスクが、高すぎる場合は不要な工事を追加されている可能性もあるため、総合的なバランスを見て判断することが大切です。

急かして契約を迫る業者には注意

「今すぐ工事しないと危ない」「今日契約すれば安くなる」といった過度な営業トークで急がせる業者には注意が必要です。冷静に判断する時間をくれない業者は、後々トラブルになる可能性が高いと考えましょう。

地域密着型の業者を選ぶメリット

地元に拠点がある業者は、トラブル時の対応も早く、長期的なアフターサポートも期待できます。

また、地域の評判や口コミを参考にできるため、信頼性を判断しやすいのもメリットです。

鬼瓦修理は一度きちんと直しておけば、長期間安心して暮らせます。焦らず、じっくり信頼できる業者を選びましょう。


まとめ|鬼瓦が外れたら早期対応を!保険活用も検討しよう

鬼瓦が外れた場合、放置は絶対に禁物です。早めに正しい応急対応をし、できるだけ早く専門業者に相談しましょう。

自然災害による破損であれば、火災保険を活用して修理費用を大きく軽減できる可能性もあります。

「鬼瓦 外れた」という小さな異変が、家全体の大きなトラブルにつながる前に。ぜひこの記事を参考に、最適な対応を進めてくださいね!

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