高槻市でスレートをガルバリウム鋼板にカバー工法するといくら?費用目安と内訳

【まずは結論】
- 高槻市でスレート屋根をガルバリウム鋼板にカバー工法(重ね葺き)する費用は、30坪で総額80万〜130万円前後が目安
- 撤去不要で工期短縮・コスト圧縮が見込めますが、屋根形状・勾配・付帯(太陽光・天窓)・下地状態で費用は上下します
「この見積もり、高すぎない?」と思った方へ。
今回は高槻市で屋根カバー工法(スレート→ガルバリウム鋼板)をご検討の方に向けて、専門業者の視点で総額相場と内訳、よくある追加費用を実例付きで解説します!
高槻市における「スレート → ガルバリウム」カバー工法の費用相場

標準的な条件(30坪・切妻/寄棟・下屋あり・ソーラーなし)の目安
仕様・条件 | 目安(税込) |
本体工事(ガルバリウム鋼板・高耐候ルーフィング・役物一部含む) | 60万〜95万円 |
足場設置(メッシュ養生含む) | 20万〜30万円 |
役物板金(棟・ケラバ・谷・雪止め・換気棟などの追加) | 5万〜20万円 |
付帯調整(アンテナ支線、板金補強、端部納まり強化 ほか) | 0万〜10万円 |
諸経費(現場管理・運搬・雑費) | 総額の5〜10% |
総額目安: 80万〜130万円前後
※屋根形状の複雑さ、寸法、勾配、下屋の数、周辺条件(セットバック・狭小・高台など)で上下します。
坪数・仕様別のざっくり比較(スレート→ガルバカバー)
延床目安 | 標準仕様 | 断熱強化(遮熱・高断熱下地等) |
25坪 | 70万〜110万円 | 85万〜135万円 |
30坪 | 80万〜130万円 | 95万〜155万円 |
35坪 | 95万〜150万円 | 110万〜175万円 |
断熱・遮熱・遮音性能を高める追加材(高性能ルーフィング、通気層、断熱ボード等)を組み合わせると、+10万〜25万円程度の上振れが一般的です。
ガルバリウム鋼板カバー工法が高槻市で選ばれる理由

軽量で耐震に有利
スレートよりさらに軽く、建物の重心を下げやすい。地震時の負担軽減が期待できます。
耐候性・耐久性のバランス
アルミ・亜鉛・シリコンの合金メッキによる防食性。適切な下地・役物納まりと合わせて20〜30年の運用を狙える仕様が組みやすい。
工期短縮・産廃削減
既存スレートを撤去しないため、葺き替えより短工期・産廃減。生活への影響を抑えやすい。
雨仕舞いの再構築
高耐候ルーフィング+役物板金のやり替えで、吹き込みやすい高台・斜面地でも防水性を底上げ(上牧・日吉台・安岡寺町など)。
意匠性とメンテ性
立平・横葺き・段葺き等の意匠が選べ、塗り替え周期の長い製品も。将来の保守費用を抑えやすい。
カバー工法が向いている屋根は?

下地が健全で雨漏りが軽微または無い
野地(下地合板)がしっかりしており、室内への雨水侵入がない、もしくはごく軽い滲み程度に留まっている状態なら相性が良いです。土台が健全だと、重ね張りでも長期の防水性を確保しやすくなります。
スレートの劣化が部分的・軽度
ヒビや反りが屋根全体ではなく点在している程度なら、カバーで面全体の性能と見た目を一気に回復できます。広範囲の割れや強い波打ちがある場合は、葺き替えの検討が安全です。
シンプルな屋根形状(切妻・寄棟)
つなぎ目や立ち上がりが少ないため、雨仕舞いの精度を確保しやすく、工期や費用のブレも小さくなります。天窓や入隅・出隅が多い複雑形状に比べ、納まりの難易度が下がるのも利点です。
短工期・低負担で更新したいとき
既存スレートを撤去しないため、産廃や粉じんが少なく、騒音・振動も比較的控えめです。外壁塗装や雨樋交換と同時に進めれば足場を共用でき、トータルの手間とコストを抑えやすくなります。
カバー工法が向いていない・注意が必要なケースは?

野地の腐朽・雨漏りが顕著(カバーで隠すと悪化)
下地(野地板)が腐っていたり、屋根の中まで水が回っている状態だと、上から新しい屋根を重ねても傷みを隠すだけになってしまいます。
時間がたつほど劣化が進み、かえって工事費がふくらむこともあります。まずは原因の特定と下地の補修、場合によっては葺き替えを検討するのが安全です。
2004年以前製造の化粧スレート
古いスレートは石綿(アスベスト)を含む可能性があり、扱い方に厳しいルールがあります。
むやみに触ったり切断したりせず、事前に専門調査を行い、法令に沿った適切な工法を選ぶ必要があります。状況によってはカバーではなく撤去・葺き替えが望ましいケースもあります。
天窓が多い/入り隅・出隅が多い複雑形状
天窓まわりや屋根の折れ曲がる部分は雨水が集まりやすく、板金や防水の納まりが難しくなります。
カバー工法でも施工は可能ですが、手間や部材が増えて費用が上がり、仕上がりの精度が工事品質に大きく左右されます。事前に納まり図や施工手順を確認し、必要なら別工法も含めて比較しましょう。
太陽光パネルが載っている場合
パネルや架台を一度外してから工事を行い、再度正しく取り付ける工程が必要です。
電気工事や配線の防水処理、試運転まで含めた対応が欠かせず、費用と日数が加算されます。メーカーの手順に沿えるか、対応資格や実績があるかを確認した上で計画しましょう。
ポイント:現地調査で「野地含水率」「既存ルーフィング状態」「雨仕舞い部(谷・壁際・棟)」の写真付き報告を受け、カバー可否を先に確定しましょう。
費用はどう決まる?—カバー工法の“変動要因”

屋根の面積・形状・勾配
面積増・複雑形状・急勾配は材料・手間が上がる
下屋の数・接合部
壁際・谷・入隅など雨仕舞い部が増えるほど役物・手間が上振れ
仕様のグレード
鋼板厚み・塗膜グレード・ルーフィング性能・通気工法の有無
付帯工事
雪止め新設、換気棟、破風板金、雨樋調整、アンテナ支線やり替え
周辺条件
狭小地・高台・前面道路幅員・クレーン要否で搬入コストが変動
仮設足場
3面・4面足場、跳ね出し、屋根上足場の有無
見落としがちな「追加・隠れコスト」

太陽光パネルの付け外し:8万〜30万円
パネルが屋根にあると、いったん外してから工事→また付け直します。
天窓(トップライト)まわりの防水やり直し:3万〜12万円/台
雨が入りやすい場所。囲い(板金や防水シート)を作り直します。
破風・鼻隠しの補修(板金巻きや木の直し):2万〜15万円
屋根の端の板。割れ・腐りがあると直します。
雨樋(あまどい)の交換:3万〜20万円(全交換は10〜25万円)
割れ・曲がりで水が流れにくいと交換します。
野地板(のじいた:屋根の下地)の部分補修:1万〜10万円
下の板が弱っている所だけ、板を足したり張り替えます。
運搬の割増(道が狭い・高台など):2万〜8万円
材料を運ぶのが大変な現場は、人手や機材が多く必要です。
スレート➡ガルバへのカバー工法の見積書、内訳と注意点

足場設置費(メッシュ養生・昇降設備)

目安:20〜30万円。外壁塗装と同時施工で共用可(コストダウン狙い)。
防水シート(ルーフィング)の敷設

目安:5〜12万円。田の字貼り・立上げ部の納まり写真を必ず確認。
本体ガルバ施工(立平/横葺き/段葺き等)

目安:45〜80万円。板厚・塗膜グレード・メーカー名を明記。
役物板金(棟・ケラバ・軒先・谷・雨押え)

目安:5〜20万円。特に壁際・入隅は雨仕舞いの要。詳細写真で工程を把握。
付帯調整(雪止め・換気棟・アンテナ・端末)

目安:0〜10万円。換気棟は小屋裏湿気対策に有効。
諸経費(現場管理・運搬・雑費)

目安:総額の5〜10%。極端に低い場合は工程圧縮の懸念。
高槻市で実際におこなったカバー工法の施工実例
事例①高槻市宮田町で築30年スレート ➡ ガルバへカバー工法|95万円

- 工法:スレート(カラーベスト) → ガルバリウム鋼板 立平(高耐候ルーフィング)
- 費用:95万円(税込、足場費込み)
- 工期:3日
- 建坪:40坪
- 保証年数:7年間
- 備考:台風被害・火災保険対応
担当者から一言

台風で一部が剥がれたカラーベストは経年で脆く、寄棟形状で入隅・棟が多いため雨仕舞いを最重視。既存屋根の上に高耐候ルーフィングを連続施工し、立平で継ぎ目を最小化。貫板+棟板金の確実固定と継ぎ目のシーリングで吹き込みを抑え、短工期で防水性・耐久性を両立しました!
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カバー工法に火災保険、助成制度は使える?

災害の被害があるなら=まず保険、省エネや耐震と合わせられるなら=助成の可能性。
どちらも写真などの証拠と着工前の確認がカギです。
火災保険(風災・雹災・雪災など)
台風や突風などの自然災害で壊れた部分を直す費用。
※カバー工法は「直し方の一つ」。グレードアップ分や全面リフォーム分は自己負担になりやすい。
使えないケース
経年劣化・色あせ・施工不良など災害以外の原因。
通りやすい費用例
壊れた部位の復旧、復旧に必要な足場、ルーフィング・役物の交換など「必要で相当な範囲」。
申請のポイント
1) 被災日を特定 2) 写真(全景・近景・破損部) 3) 保険用見積書 4) 被害報告書
※多くは被災から3年以内が目安。工事前に記録を残す。
コツ:申請サポートの経験がある業者に相談。応急養生で被害拡大を防ぐと評価◎。
助成制度(高槻市・国)
屋根単体は対象外のことが多い。ただし省エネ・断熱改修(遮熱・断熱ボード併用)や耐震改修とセットだと対象になることあり。
注意点
制度は年度ごとに変わる/枠に限りあり。着工前申請が原則で、交付決定前の着工NGが一般的。
準備物
見積書、仕様書、図面、写真、完了後の実績報告など。
併用
火災保険と併用可な場合が多いが、同じ費用の二重取りは不可。
相見積もり時のチェックリスト

1. 現地調査と「カバー可否」の根拠
まず、現地調査の質を確認します。屋根全景だけでなく、谷や壁際、棟、野地など雨が入りやすい箇所の写真が揃っているか、面積や勾配が実測に基づいて記載されているかが重要です。
野地の腐朽や含水、既存ルーフィングの劣化がどう評価されたのか、カバー工法を選べる理由または選べない理由が文章で示されているかを見ましょう。
仮に不可なら、部分撤去や葺き替えなどの代替案と概算差額まで提示されていると比較がスムーズです。
2. 見積明細の透明性(「一式」だらけはNG)
見積書は、項目ごとに数量と単価、単位(m・本・㎡・台)が記載されていることが前提です。
特に役物(棟・ケラバ・谷・雨押え)は長さや本数が明確で、後からの追加を防げる内容になっているかを確認します。
付帯項目(太陽光の脱着、天窓まわり処理、運搬割増、産廃など)は「含む/含まない」が分かる記述になっているか、諸経費は現場管理や搬入出、廃材処分など内訳の説明があるかも要チェックです。
どうしても一式表記が残る部分は、対象範囲と税込・税別の別が明文化されているかで妥当性を判断します。
3. 仕様と適合条件の明記
使用する材料と工法が具体名で書かれているかを確認します。
ガルバリウム鋼板の板厚や塗膜グレード、メーカー名、ルーフィングの製品名と性能値が明記され、採用する葺き方(立平・横葺き・段葺きなど)の最小勾配に屋根条件が適合していることが示されているのが理想です。
通気層や遮熱仕様、換気棟や雪止めなどの追加性能についても、採否と数量、配置の考え方が説明されていると、長期の快適性と耐久性まで見通した比較ができます。
4. 足場・工程・施工体制の確認
足場は面数や仕様、屋根上足場や跳ね出しの要否を含めて記載があるかを見ます。
工期の目安に加え、天候による順延時の対応や進捗連絡の頻度が示されていると安心です。施工体制は自社施工か下請け比率、現場管理者の巡回体制が分かるかが判断材料になります。
外壁塗装や雨樋交換と同時施工で足場を共用できるか、コスト最適化の提案があるかも比較ポイントです。
5. 保証・支払い条件・リスク対応
保証は材料、施工、雨漏りそれぞれの対象範囲と年数、免責条件まで確認します。
定期点検の有無や頻度、費用が事前に示されていると、工事後の安心感が高まります。支払いは着手金や中間金、完工金の配分、分割やリフォームローンの可否と手数料の明記が必要です。
施工中に追加が発生した場合の合意手順(写真提示、金額提示、承諾後施工)や、火災保険・助成申請のサポート可否と実績も、トラブル回避と費用最適化の観点で押さえておきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. カバー工法は本当に撤去ゼロですか?
A. 基本は既存スレートを撤去しませんが、棟板金は基本撤去です。また、腐朽部分の野地補修や谷周りのやり替えで部分撤去が生じることがあります。
Q2. 雨漏り中でもカバーできますか?
A. 漏水の原因部位と野地状態次第です。原因が下地劣化なら葺き替えを優先。調査写真で判断しましょう。
Q3. 勾配が緩い屋根でも大丈夫?
A. 製品ごとに必要最小勾配が定められています。立平・横葺きで対応可能な範囲が異なるため、仕様選定が重要です。
Q4. 音(雨音)はうるさくなりませんか?
A. 通気層・断熱材の組み合わせや遮音系下葺きで緩和可能。仕様のひと工夫で体感は大きく変わります。
Q5. 夏の暑さ対策になりますか?
A. 遮熱ルーフィング+通気工法+淡色塗膜などで小屋裏温度の上昇抑制が期待できます。また、断熱材とガルバリウム鋼板が一体化した「スーパーガルテクト」も人気の高い屋根材です。
Q6. メンテナンスは必要?
A. 定期点検は必要です。棟包み・端部シール・雪止めの緩みや劣化を年1回程度確認すると安心。
Q7. どのくらい長持ちしますか?
A. 適切な仕様・施工・点検で20〜30年運用を狙いやすいです(環境条件により差)。
Q8. 外壁塗装と同時が良い?
A. 足場共用でコスト減・工期短縮が可能。雨樋・破風板金なども同時に最適化できます。30坪ほどのお住まいの場合、足場設置に20万円ほど必要となります。一度設置した足場は有効活用するのが断然お得です。
Q9. 石綿(アスベスト)が心配です。
A. 2004年以前製造のスレートは含有可能性。事前調査と適正手順が必須です(疑いがあれば葺き替え含め再検討)。
Q10. 100万円以内でできますか?
条件がそろえば、実質負担を100万円未満にするのは可能です。小さめ&シンプルな屋根で付帯が少ない場合は、もともと総額が100万前後に収まるケースがあります。
火災保険は台風・突風・雹などの原状回復分のみ対象(グレードUPや無被害面は対象外)。
助成制度は屋根単体は原則対象外ですが、断熱・省エネや耐震とセットなら対象になることがあります(着工前申請が基本)。
まとめ:高槻市でのカバー工法は「総額比較」と「可否判断」が肝
- 30坪・標準条件で80万〜130万円前後が相場。
- カバー可否は“下地健全性”が最優先。写真と数値で判断。
- 追加費用は太陽光・天窓・複雑形状・高台搬入が代表格。
- 見積書は製品名・数量・役物・納まりまで開示してもらい、一式の山を避ける。
- 火災保険は自然災害のみ可能性。市助成は不定期、最新情報の同時確認が賢い。
- 足場共用(外壁塗装同時)や仕様の最適化で、費用対効果を最大化。
専門家コメント(株式会社マックスリフォーム 代表取締役 杉本 匡志)

高槻市は南北に標高差があり、高台・斜面や吹き上げ風の影響を受けやすい住宅地も多い地域です。
カバー工法では雨仕舞い=役物の設計と施工精度が品質の要になります。

私たちは壁際・谷・棟の三点をとくに重視し、高耐候ルーフィングの立上げ処理や換気棟の適正配置で、“見えないところの強さ”を設計段階から作り込みます。
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